結婚指輪のデザイン「手彫りとレーザー彫りの違い」
オーダーメイドの結婚指輪にふたりのこだわりをデザインに取り入れたいという方はとても多く
おふたりの思い出や好きなもの、イニシャルなど入れたいモチーフはさまざま。
模様ひとつにしても手彫り、彫り込み、浮彫、半立体造形、レーザー彫りなど種類によって見える印象も大幅に違います。
kazariyaYuiでは、おふたりのお好みのデザインやイメージによって手法を使い分けております。
その中でも今回は、先日お客様からもご質問がありました「手彫りとレーザー彫りの違い」についてご説明させていただきます。
手彫りについて
手彫りとは文字通り指輪本体にスパチュラなどの彫刻刀、ヤスリなどを使い直接手で彫っていく手法になります。
実際に見ながら造形しますので、彫り込む力加減によって、角度や深さなど調整できます。
深さや角度によって貴金属特有の光の反射が生まれ模様に表情がつきますので、曲線や曲面をメインとした柔らかい印象のデザインに向いております。
ハワイアンジュエリーなどが一番わかりやすい例として挙げられます。
また、半立体などのぷっくりと表面から浮き出ている装飾も手彫りにしか出来ない造形です。
硬貨などに装飾されている模様も0.01㎜単位の凹凸で立体感を出しております。
レーザー彫りについて
レーザー彫りというのは、模様をデータ化しレーザー彫刻機で彫り込む手法になります
データ化したものを機械で入れますので、人の手や彫刻刀の届かないかなり細かい細部まできれいに模様を入れることが出来ます。
幾何学模様や同じ模様を指輪一周入れたり、ロゴマークなどの正確さが求められる模様に向いております。
また、指輪の内側に入れる文字やイラストなどはレーザー彫りで行っております。
手彫りとレーザー彫り、それぞれのメリット・デメリット
手彫りというのは、人の手で表面の凹凸や角度などを調整できるため、指輪の模様自体も表情もとてもやわらかく豊かになります。
貴金属特有の光の反射を使ったやわらかいライン、表情をメインとするデザインに向いております。
ですが、あくまで人と手であるため、0.1㎜単位の正確さが求められる模様などでは作り手の技量に左右されてしまいます。
それとは反対にレーザー彫りはかなり細かい模様まで再現でき、デザイン通りのクオリティの高い模様が入れることが出来ます。
そのため、細身の指輪に彫り込むマークや、同じ模様を指輪一周入れるデザインに向いております
ですが、あくまでレーザーであるため、表面の凹凸や柔らかさなどは再現できず、模様自体もしっかりとした固い印象になってしまいます。
このように模様ひとつにしても、どの手法を使うかによって印象も大幅に変わっていきます。
デザインを考えるときに、おふたりがどのような指輪をイメージしているのか、それを再現するためにはどのような手法を使えばよいか
時には全く違った手法を取り入れたりなどをして、常におふたりのイメージ以上の指輪を目指しており
それが作り手とおふたりとの距離が違いkazariyaYuiだからこそ、作れるものだと信じております。
結婚指輪のオーダーメイド「kazariyaYui」 福島県郡山市
人気のフルオーダーメイドをご希望の方はこちらへ