指輪制作の種類
3月も半ばになり、世間では年度末により
転勤などでいろんな方のお仕事をする環境が変わる時期になりました。
ATELIER-Yui-でもそれに伴って、結婚やプロポーズを考える方の来店も多くなっています。
当店でも年間100本以上の指輪を製作しておりますので
100本あれば、100パターンの世界に1つだけの指輪を製作しております。
基本的に、指輪制作の方法はデザインによって変えております。
そのデザインを再現するために、どの方法が一番いいかそれぞれのメリット・デメリットを考え選択しております。
今日は、指輪制作のメインとなる3種類の方法を簡単に説明させて頂きますね。
まずは、「鍛造」と呼ばれるプラチナやゴールド、シルバーをとかし
ハンマーで叩いて伸ばしてを繰り返して板状にしたものを丸めて指輪にする方法
こちらは、シンプルなデザインで強度を持たせたい方におススメする方法です。
地金に直接加工しますので、平打ちや透かし彫りなど、この方法で製作した方がきれいに仕上がったりします。
次に「鋳造」と呼ばれる原型を作り、それをもとに作った型に溶かした貴金属を流し込む方法。
削ったり盛ったりすることができる分、曲面や曲線を使用したり、モチーフを使ったデザインに向いております。
曲線的なデザインが得意なATELIER-Yui-はコチラの方法をメインに行っております。
鍛造と違い、貴金属を一度溶かして、一気に流し込むので指輪自体に継ぎ目ができないのが
ブライダルでは人気です。
最後に「ジュエリーCAD」での製作。こちらは、建築用のCADソフトのジュエリー版で
パソコン上で作成し、3Dプリンタで出力します。
モダンデザインなどの幾何学模様や、寸法がきっちりしているデザインに向いております。
このように、制作方法もさまざまですので、自分たちの指輪がどのように作られているのか
どんな製作方法が向いているのかなど、考えてみるだけでもワクワクしますね。